きつねびょうし

　職場の送別会などでよく利用するので、マスターとも馴染みのはずです。そこらへんを差し引いて下さい。 　完全お任せ値段表示なし、と敷居は一見高いですが、そこそこお酒を飲んで、コースを最後まで食べて7、8千円でしょうか。地場などの魚をメインとする料理は量も多めで、若い男性でも満足でしょう。 　店内は10席くらいのカウンターの他はテーブル席が一つだけでかなり狭いです。予約するべきだと思います。 　マスターは指摘がありましたが、シャイな方ですね。元CGデザイナーか何かだったと聞きましたが、なるほどそいういった雰囲気です。でもリクエストすれば胡弓を弾いたりもしてくれますよ。 　定番のフグなどでは面白味がないという方、ちょっと変わった感じの味付けで地物の海産物を食べたいという方に特におすすめです。少人数の接待にもいいですよ。 　そうそう、完全禁煙ですので、喫煙者には不向きです。

下関へ出張の折、知り合いに連れられてお邪魔しました。 ご主人もご自身で「こう有るべき」と信念をお持ちなのでしょう。拘りを押し付けられて受け入れられる方と我慢できない方とキッパリ別れるお店だと感じました。 ご主人も話し出すまでが、シャイと言うか客商売に向いていないというか、不思議な方です。 料理も会席を目指しておられるのだと思うのですが、少しから廻り。連れは女性だったので、苦手なものはパスしてましたが私は一通り頂きました。 結論から言えば、もったいぶるほど飛びぬけた味ではないし、価格設定も強気だなと思いました。 東京の某一流料理人が、お店にいらっしゃるお客様の嫌いな物、苦手な物をメモし、予約が入れば板場へ張っているそうだ。 その謙虚な姿勢に一流と呼ばれる所以を感じた。あくまでもお客様あっての商売。 ここのご主人がそれに気付いた時、もっと素晴らしいお店になるでしょう。